From:桜井啓太
恵比寿の自宅より
今週はセンター試験です。
どうでもいいですが、今年はセンター試験の日程が「史上もっとも遅い」年です。規定で「1月13日以降、最初の土日」と決まっています。今年は13日が日曜日でした。なので次の土日である19、20日が試験日になっています。
まあ、誤差にしかなりません。
さてセンター試験です。
一部例外がありますが、大学受験はだいたいセンター試験を皮切りに本格的にスタートします。
「試験の受け始め」となる生徒もいますので、気をつけてほしいことを簡単にまとめてみたいと思います。
1. 生活リズムをそろそろ直す
やることに追われている受験生は、ついつい寝る時間が遅くなってしまいがちです。高校の授業ももうありませんから、朝起きて学校に行くというリズムが崩れています。
特に年末年始を挟んでいますので、どうしても夜型になってしまったという生徒が多いのではないでしょうか。
日頃はもちろんそれでもいいのですが、1週間くらい前からは生活リズムを直すことを意識したほうが良いです。
センター試験当日は何時に起きるのか。そこから理想的な睡眠時間といわれる8時間を引いて、寝る時間を決めましょう。すぐに寝つけないことも考えて、余裕位余裕を重ねた時間にすると良いです。
2. 鉛筆・消しゴムを用意する
センター試験はすべてマーク式のテストです。マークというのはつまり「塗りつぶし」ですから、シャーペンより鉛筆のほうが有利です。濃さはHBで十分ですよ。
鉛筆最低3本、それから消しゴムをちゃんと準備しておきましょう。「マーク専用鉛筆セット」なんてものも売られていますから、こだわりがなければそれでいいかもしれません。
前日になって急に準備するというのもリスクですから、もう用意してしまいましょう。
3. 「自分はできる」という暗示をかける
割とメンタルが影響するのが入試です。できないと思いこんでいれば、深く考えて食らいつこうという気がなくなってしまいます。結果、もう少し考えていれば解けていたのに…という問題をたくさん落とすことになります。
「自分はできるんだ」と、少しの間でも思い込むことが大切です。これまで積み上げてきた問題集やノートを一箇所にまとめてみるのもいいでしょう。「え?こんなに勉強してたっけ」と驚くこともあります。
それから親御さんからは、「あなたはできる」と言い続けてあげてください。根拠なんてどうでもいい、なくてもかまいません。自分よりも周りから言われる方が、意味はなくとも自信につながるものです。
一流のプロスポーツ選手はみんな、「自分が一番だ」と考えてフィールドに立っています。だから活躍できます。子どもを、試験当日だけでいいから、少しでも一流の領域に近づけてあげてください。