From:桜井啓太
原宿のスタバより
昨日は成人式でしたね。
毎年「大荒れ」なんて言われていたりする成人式です。今年も新成人の暴れっぷりがニュースになっていました。
僕の出身地である横浜は、市としては日本最大の人口を誇ります。その分新成人の数も多いです。なんと3万7,000人だそうです。
人数が多いので、それだけ変な行動をする人の数も増えます。今年は、林市長がスピーチをしている最中に、客席の方で暴れはじめる人がいました。式典が中断するほどだったようです。
元気はある、が…
若い頃といえば、エネルギーが有り余っています。そのエネルギーを振り向ける先がないという子も多いです。
その結果、大人から見るとおかしな行動につながってしまうことも多いのではないでしょうか。新成人ももう少し年をとれば落ち着くはずですから…
まあ僕たちの若い頃もそんな感じだったので、それ自体は広い心で見てあげましょうか。人に迷惑をかけなければ、ですが。
エネルギーを振り向ける先がないといえば、「将来の夢がある」と答えた新成人が史上最低の54.4%だったようです。
新成人の夢調査
将来就きたい職業を答えた人の中でも、1位が会社員で30.6%。2位が公務員で20.1%でした。今の若者は安定志向と言われるのはこのあたりの調査があるからです。
長引くデフレの影響で、投資をすることがリスクだと考えられています。企業の投資金額が下がっていたり、「日本は起業家が育たない」とよく言われています。
若者も、そういう傾向を感じ取っているのでしょうか。
さらに、将来就きたい企業ランキングですが、実は2位の公務員より多かった回答がありました。それは、「わからない」(27.8%)です。
夢を語れという無茶振り
「最近の若者は夢がないな」と叱らないであげてください。彼らだって何も考えていないわけではありません。ただ、「どうやって決めたらいいのかわからない」というのが本音でしょう。
僕自身も経験があります。高校時代、大学時代と、何度も進路や将来の希望を聞かれました。
その度に考えてはみるのですが、ぶっちゃけよく分かりません。考える材料がないからです。
何を基準にしたらいいのか?○○って仕事は実際のところどうなのか?自分はそこで活躍できるものなのか?
やったこともなければ、情報の集め方も分からない。そんな情報量で重要な決断をして、失敗はさせてくれない。カルロス・ゴーンみたいな一流経営者でも無理でしょう。
子どもには、10代のうちに全部とは言わないまでも、1つでも多く経験をさせていあげなければいけないと思います。
「学校の勉強ばかりやっている場合じゃない」
という意見があるとしたら、それは決して否定出来ないかなと僕は感じますね。
https://www.fnn.jp/posts/00409677CX
https://news.mynavi.jp/article/20180108-564427/