From:桜井啓太
原宿のスタバより
先日、用事があって原宿に行きました。
原宿は今や外国人観光客に人気の街です。歩いているとそこかしこに外国人がいるのが分かります。
他には浅草に行ったときに外国人の多さにびっくりしました。
看板やアナウンスなど、英語も使うのが当たり前になっていますね。
それで原宿駅前の通りに立っているとき、外国人女性に声をかけられました。
「…Harajuku Street…?」
いきなり言われたので全部聞き取れたわけではないですが、確かにこう聞こえました。
ただ僕は自信がなかったので、原宿駅のことかも?と思い、
「Do you want to go to Harajuku Station?」
(原宿駅に行きたいんですか?)
と念を押して聞いてみたんです。
そしたら、
「No, no, Harajuku Street」
(いえ、原宿「通り」です)
みたいなことをおっしゃったので、駅じゃなくてそういう通りなんだな、と理解しました。
ところが、原宿駅前にいるとはいえ、「原宿通り」がどこだかはすぐには言えません。周りの標識を見渡してみましたが、よく分かりませんでした(原宿駅前の通りって何ていう通りでしたっけ?
仕方がないので僕が使った裏技…それはGoogle Mapです。
「Wait a minute.」
(ちょっと待ってくださいね)
と言って、スマホで調べてみました。
そしたら、明治通りまでいったん進んで左折。そうすると原宿通りと交差するということが分かりました。
というわけでスマホ画面を見せながら、
「Go straigt…and turn left…and…」
(まっすぐ行く。左に曲がる。そしたら…)
と、実にたどたどしい英語で伝えようとしました。すいません、急に英語話せって言われても、しょせんこの程度なんです。
外国人の方は、僕の英語からというよりもスマホ画面を見て察したらしく、
「Thank you!」
と言ってくれて歩いていきました。
僕は、こういうとき最後になんて返すんだっけ?と思いながら
「You’re welcome.」
(どういたしまして)
と言うので精一杯でした…
日頃英語を学んだり教えたりしているくせにあんまりしゃべれないね、と思うかもしれません。しかし突然しゃべろうと思うとこんなもんです(笑)
大切なのは、英語はコミュニケーションの道具に過ぎないということでしょうか。
どんなに英語がペラペラで完璧だったとしても、道を聞かれて答えられない、間違ったことを教えてしまうとしたらダメですよね。
その点、英語はしゃべれなくても、スマホ画面を見せてそれで相手がOKなら、まあそれで問題ないわけです。
今後、AIなどの発達で翻訳ソフトなどもかなり発展していくでしょう。
そしたら、英語なんてしゃべれなくてもいいっていう時代が来るかもしれません。翻訳機を通しておけば伝わるじゃん、と。
だから、子どもたちには英語を学ぶことそのものを目的にしてほしくはありません。
使えるものを使いこなして社会を生き抜く力も同時に身につけて欲しいですね。
PS
僕はなぜか、道を聞かれることが多いという特徴があります。
話しかけやすいのでしょうか…?