From:桜井啓太
恵比寿の自宅、テレビの前より
ちょうど今フジテレビのノンストップを見ていたら、ユッキーナが語る育児のコツについて特集していました。
いわゆるママタレントではとても人気なようでして、インスタグラムのフォロワーが国内4位だそうです。
インスタでは、育児の様子を赤裸々にまるっと公開しているようです。
ノンストップで、ユッキーナが番組に語っていたのが「バカなフリをする」ということです。僕は、これはとても良いことだなと思いました。
「バカなフリ」というのはこういうことです。子どもはよく「ママ、これやって〜」と頼んできます。これを全部やってしまうとどうなるか?子どもは、「すべてママに任せればいいや」と思い、いつまでたっても自分でやれるようになりません。
ユッキーナの娘さんの子育て方針は「自立した芯の強い女性になる」ということです。
だから何でもかんでも子どもに手を差し伸べてしまうと、子どもが自立しなくなってしまいます。
かといって単に「やらないよ」と突き放しても、子どもは「ママ、なんでやってくれないの?」とグズるだけかもしれませんよね。
だからユッキーナは「バカなフリ」をすることで、子どもが「ママに任せてらんないし…」と思い、自分で考えるようになったと言っていました。
僕はこれは本当に賢いと感じています。
確かに、親がやればやるだけ、子どもができないようになっていきます。事実、僕は一人っ子ですが、母親が毎回魚の骨を取ってくれたおかげで、未だに魚をきれいに食べることができないんですよ(笑)
その証拠か、去年魚の骨が喉に刺さり、病院に駆け込んだことがありました(笑)
見守る難しさ
もちろん危険なことも世の中にはありますから、完全に放置しろとは言いません。ちゃんと目は届かせつつ、手を出さなければいいのです。
しかし、子どもが「できなくて困っている様子」は母親からしたら見るに堪えない状況でしょう。時間もないから、あなたがやってしまったほうが早いことも多い。
それでも、大人は「待つ」ことをしなければいけないと思います。僕が思う教育の本質は「待つこと、(大人が)我慢すること」です。
親や教育者になったからといって、それだけで当然のように、そして偉そうに子育てができる立場ではありません。私たちも一緒に成長し、待つことを学んでいきませんか?