令和ブーム

From:桜井啓太
恵比寿の自宅より

令和株式会社。

すでに「令和」を社名に入れた企業が30社誕生しているそうです。なんか、こういう社会的イベントがあると便乗について話題になりますね。

令和(株)という会社をはじめ、令和建設とか令和書籍なんてところもあります。

驚いたのが、社名を変更して令和を入れた企業も18社あるということ。

僕がこういう会社の営業マンだったら、客先に言って開口一番このネタでつかみを狙うと思います。

僕「どーも、令和の桜井です!」

客「え、令和?御社は確か…」

僕「そうなんです!社名が令和に変わったんですよ!」

客「本当ですか、さっそくですね(笑)」

僕「社長が決めたんですけど、アホですよね(笑)」

まあ、これで契約がもらえるかどうかは、正直わかりません。

このように、何か社会的なイベントがあると、必ずそれに乗っかる人たちが出てきます。ミーハーってだけで、確固たる信念がないようにも思えます。ビジネスでそれは良いのだろうか?そういう心配も出てきます。

しかし僕は、これはこれでよい作戦だと考えています。

というのも、僕がセールスメッセージを書くときには「相手の頭の中にある言葉」に徹底的にこだわるからです。

塾講師もやっていたので断言できますが、伝わるかどうかは言葉選びがとても重要です。同じ意味でも、相手が分かる言葉を選んで使わないと急にわかりにくくなってしまうのです。

たとえば「ふせん」っていうのか「ポストイット」というのかでも、世代によっては違うみたいです。

ちなみにこないだ中学生に「ふせん」と言ったら「知らない」と言っていました。なんて言えば今の若い子に伝わるのかは、まだ研究中です…

そういう意味では、いま「令和」はすべての人の頭の中にある言葉と言えます。「令和」と言えば会話をはじめることができるし、お相手が令和について考えていることもたくさんあるでしょう。

だから社会的ブームに乗っかってとにかく「令和」と言っておくことは、相手に「おっ」と興味を持ってもらうためには鉄板の方法です。

少なくとも、今年いっぱいくらいは使えるでしょう。来年は知りませんよ。

同じ意味を表すのに、たくさん言い方はあります。今度誰かに何かを説明するときは、言葉選びに注意してみるといいかもしれません。

PS
これを書いているのは4/14 0:36。
さっきセミナーから帰ってきてシャワーを浴びました。

僕の話を聞いていただきまして、本当にありがとうございました。