From:桜井啓太
恵比寿の自宅より
惨敗でした。
会社の同僚と麻雀を打ってきました。僕は雀荘は人生で2回目くらいだったので、めちゃくちゃ「お手柔らかにお願いします」と事前に言っといたくらいです。
麻雀そのものはできます。ルールも分かるし、打ち方も割と固めてやっているんです。ただしネットでやるくらいだったので、実際にマージャン牌を触った経験があんまりなかったんですよね。
でも経験を積まないとどうしようもないですし、思い切って参加してきました。
結果は…
ボコボコにされました。かなり低レート、つまり負けても損しない感じでやったのですが、それでも7950円負けました…。ちなみに最下位です。
いつもネットでは勝っている方だと思ったんで、もしかしたら勝てるかもとは思ってました。でも実際やってみるとなかなか難しいものです。
ネットでは、クリックしているだけでゲームが進みます。リーチするのも、ゲームだと「リーチしますか?」と聞いてくれます。だからあんまり考えなくても、「ああリーチできるんだな」とわかります。
雀荘だと、そんな機能はもちろんありません。
リーチできるかどうかも自分で考えなければならない。もし間違えたら、それはチョンボといって罰金の対象になることもあります。
だから今日の僕は、「ゲームをきちんとこなす」ことに必死でした。
ちゃんと順番を抜かさずに牌をとってくる。
ポンとかロンとかするときは、遅れずに声に出して言う。
相手が捨てた牌を見逃さないように集中する。
これが、僕が雀荘で直面した現実の麻雀でした。
その結果…
「きちんと考えずに」ゲームをやってしまった。それが敗因だと考えています。
慣れているネットなら、思考というリソースを戦術を考えることに100%注ぐことが出来ていたんです。こうなったらこうしよう。そうじゃなかったらこうしようというように、です。
だから色んなケースに対応できるし、その分勝率が高かった。
ところが実際の雀荘では、思考の容量を「ちゃんとゲームする」ということに注がなくてはいけない。その結果、いつもどおりゲームすることができなかった。
事実、なんかやたら振り込んだり、意図しないことを焦ってやってしまったりして、納得の行かない失点がたくさんありましたね。
「慣れる」ってことは、思ったよりも価値があることなんだと痛感しました。
あなたにも経験がたくさんあって「慣れている」分野があるのだと思います。その分野におけるあなたは、「人よりも数倍の思考ができる」という強みを持っているのではないでしょうか。
そう考えると、 今の仕事も悪くはない…ですかね?
PS
雀荘に連れて行ってくれる人がいたら ぜひ声をかけてほしいです。 ただしレートは 低めでお願いします(汗)