From:桜井啓太
五反田のオフィスより
GW前最後の出勤日である昨日、会社で上司と面談をしました。
1on1といって、定期的にマンツーマンの面談があるんです。
そこで今の業務についてなにか意見はあるかと聞かれました。なので僕は常々思っていたことを伝えたんです。
それは「アポ取り」を効率化できるんじゃないですか、ということ。
うちの部署は会計ソフトの導入支援をやっています。だけど全員にやっていると時間が足りないので、相手を選んでこちらから提案しています。
そのときに電話でアポ取りをします。これが効率悪いんじゃないかとずっと思っていたんですよね。
最近は経営者と言えど電話に出ません。出たとしても営業と間違われて冷たくあしらわれることもあるし、アポがとれてもけっこうすっぽかされたりします。
そこで僕が提案したのが、ステップメールです。対象となった顧客に、順番にメールを送っていくんです。
とはいえメールもなかなか見てくれない。だからメールの文面そのものを磨かなくちゃいけないし、メール以外のあらゆる手段も検討するべき。
一朝一夕ではつくりあげることのできないことなので、まずはリサーチからやることになりました。
メールに限らずどんな業務にも言えるのですが、目的を達成するために行動するのなら「まずはリサーチ」と僕は考えます。
単純作業を効率化するのならともかく、今回のプロジェクトは「相手がいる」種類のものです。相手とはもちろん人間です。
人間に行動をしてもらわなければいけません。そのときリサーチするべきものとは、「ターゲットの頭の中」です。
いったい、ターゲットは何が一番気にかかっているんだろう。
何を一番見ているんだろう。
何と言われたら一番「ぜひ!」と言うんだろう。
こういうことを考え出すとき、「自分ならこうなのに」はあまり通用しません。なぜなら、自分とターゲットは違う人生を歩んでいるからです。
思うように伝わらないとき「なんでこんなのも分からないんだ」は禁句。まったく生産性のない思考です。
相手のことを徹底的に調べ上げれば、あとは簡単なんです。何をすればいいか、何を言えば伝わるかは、自動的に決まっていくからです。
だからリサーチを徹底することは、遠回りに見えて実は一番の近道なんですよね。
とりあえず明日から連休なので、GW中に大枠を練って5月から実行していくことにします。これは僕にとって、仕事というよりは「当然やるべきこと」という感じがしています。
職場が非効率だと思うなら、自分で変えればいいですもんね。