From:桜井啓太
五反田のドトールより
明日は参議院選挙です。
あなたはもう投票先を決めましたか?もしかしたらすでに期日前投票を済ませているのかもしれませんね。
投票しようと思っても、毎回「誰ならいいんだろ」と悩んでしまいます。
それもそのはず、東京だと候補者が20人もいます。前回3年前は31人。人口少ない三重とか鹿児島は3人とかですけど。
東京で選挙ポスター掲示板を見た人なら分かると思いますが、なかなか圧巻です。
この中から選ぶって、そうとう大変だと思うんです。
まず全員分の情報を集めるのがつらい!
全員分の政治的主張を集めるのもつらいです。明確に違っていればいいんですけれど、ここは同じでここは違うとか、そういう小さなレベルだったりもします。
というかそもそも自分の意見なんてないし…
「さあ、この中から自由に選べ!」と言われても、別に嬉しいという気持ちはありません。むしろ考えるのが面倒。
これが投票率が低い理由だったりするのかな、と僕は思います。
このように、人は多すぎる選択肢があると「何も選ばなくなる」という特性を持っています。
有名なのが「ジャム実験」です。
ジャムの試食を2パターン行ってみました。
1つが6種類のジャムを試食できる売り場。
もう1つが24種類です。
結果は、6種類売り場のほうが売上が多かった。
「こんなにありますよ、好きに選んでください〜」と言ってあげられたほうが、売上が上がるように思います。だって買い手の好みのものが含まれている確率が高いのだから。
でも現実は真逆。
選択肢はある程度絞られていたほうが、選ぶ方にとっては嬉しいのです。
「中華料理ならなんでもある」みたいなお店と、「ABC3種類のランチ、どれにしますか」というお店。
考えて選ぶというのも一苦労なので、後者の店のほうがお客さんに優しいと言えますね。
あなたのビジネスにも応用してみてください。
メニューが複数あるなら、それらはちゃんとお客さんに選びやすいようになっていますか。
「何をしたいですか?何でも言ってください」なんてことは、間違っても言わないでください。
ビジネスにもよりますが、オススメは3種類です。
あなたのお客さんには、常に3種類を提示してあげてみてください。おそらく選んでもらえるまでのスピードが格段に上がりますよ。