吉本芸人のギャラ

From:桜井啓太
自宅より

吉本芸人のギャラは本当に5:5か。

色んなところでネタにされていますよね。昔から吉本芸人はギャラが少なく、バイトをしなければやっていけないと言われていました。

吉本芸人のギャラの少なさ、あなたはどう思いますか?

売れていない身分のときはギャラをもらえないのは当たり前だとも言えます。

かといって食うにも困るほどお金がないとしたら…闇営業するのも心情的には仕方ないのかもしれませんよね。

売れていないとはいえ、プロはプロです。僕は、プロであれば相応のギャラをもらうべきだと思います。せめてそれ一本で食っていけるくらいは、です。

起業しよう、独立しようという方は、駆け出しの頃は「お金を稼ぐ」ということに抵抗を持つ人もいます。

でも、ちゃんともらってください。

お金をもらうことができれば…

さらなるスキルアップに投資することができます。それであなたの商品サービスの価値がもっと高まります。ひるがえって、それはお金を払ってくれるお客さんにとって良いこととなります。

というかそもそも、お金を払わない人はお客さんなのでしょうか?

イラストやデザインといったスキルを持つ人たちは、よく知り合いやTwitterのフォロワーから仕事を頼まれるそうです。

そこで見積もりを提示すると、「え?金とるの?」と言われてしまうことがたくさんあるようなんです。すごく失礼じゃないでしょうか?

僕の考えでは、ギャラを支払うことは「礼儀」です。プロは、時間とお金と手間をかけてそのスキルを磨いてきています。

だから価値があると思うなら、その対価としてギャラを払う。これはケチとかそういう問題ではなく、最低限の礼なのです。

価値あるものにお金を渡していかないと、その仕事をしようと思う人が減ってしまいます。しいてはその仕事がなくなることになり、そのあおりを受けるのはお客さんの方になります。

あなたがマザー・テレサみたいな人で、自分が犠牲になってでも誰か1人を救えればいいという聖人なら、無料でやり続けるのもありかもしれません。

ですが、同じ仕事をしている他の人からは嫌われると思いますよ。

自分の商品サービスに価値があると信じているなら、堂々とギャラを請求してください。

それが社会のため。

それが才能ある吉本芸人をきちんと活躍させる方法なのではないでしょうか。

PS
マザー・テレサが亡くなったとき、彼女の個人口座には48億円あったといわれています。

やっぱり聖人をやるにしても金がないと無理なんじゃないですかね。