From:桜井啓太
恵比寿のスタバより
森永のツイッターが話題のようです。
「ベイク」というお菓子があります。昔は人気だったようなんですが、ここ5年売れ行きが落ちているとのこと。
そこで、「買わない理由」をツイートしてくれたらアマゾンギフト100円分をあげる、という企画をやりました。
結果は…
1日あまりで4万ツイートを越え、予算を使い切って終了。
お客様の声を集めるのに400万円くらい予算があったんですね。
森永のマーケティング担当者は、商品開発に活かすためにこの企画を立ち上げたとのことです。
このように、お客様の声はお金を払ってでも集める価値があります。
なぜなら、お客様の立場に立ってモノを考えるというのが、売り手にはとても難しいからですね。
僕たちのように個人でビジネスをやっている人って、熱意があるんですよ。売っているものがとてもいいものだと信じている。
でもそれって、クライアントにとっては違いますよね。そもそも商品のことを詳しく知らないわけですし。
だから、クライアントの立場に立って考えることがとても苦手です。
売れると思ってたけど期待はずれ、なんて社長はざらにいますよ。昔の僕とか…
だから、お客の声を集めるっていうのはとても重要なのです。
オススメは、お客の声を集めることを仕組み化しちゃってください。
セミナーをやったらアンケートを配る。
形ある商品ならアンケートを同封する。
というかそもそも、「声をください」ととにかく頼む。
もしあなたにできるのなら、インタビューを申し込むのが一番です。それも、「もっとも得意客」から話を聞くようにしましょう。
その得意客の気持ちが分かれば、同じような人にアプローチできます。
あなたの「最上位顧客」はどれくらいお金を払ってくれていますか?その人がもう1人増えるだけでも、ビジネスは格段に安定するのではないでしょうか。
ただし、自分でインタビューするとお客さんの本音が聞けない可能性があります。これも余裕があればですが、第三者にインタビューをしてもらえると最高です。
まあとにかくコツは「ひたすらお願いする」です。僕の経験から言うと、「わざわざ悪いし…」とか言って遠慮しちゃう社長が多いんです。
森永は400万円出せます。でも僕らはお金はそんなに出せません。
だから熱意を持って頼み込むことでお客様の声を集めましょうよ。