From:桜井啓太
横浜駅近くのルノアールより
東京・亀戸にキッチンDIVEという、激安弁当屋があります。
価格はなんと200円。
見た目もこんな↓感じで、決して少ないってことはないですよね。普通の弁当です。
これで200円は安すぎる…
ただ、今この弁当屋が問題を抱えているようです。それは、「おはしや袋を必要以上に欲しがる」お客さんだそうです。
店主の方はツイッターで、「200円弁当の利益は10円くらい」と語っています。一方おはしは1.5円、袋は7円。少しでも追加で渡してしまうと、あっという間に赤字ですよね。
あなたは「お客様は神様」っていうのをどう思いますか?
僕の考えは、「絶対に違う」ということです。
売り手も書い手も「価値を与える義務がある」ことに変わりはありません。たまたま、一方がお金を与え、もう一方がお金ではないものを与えているだけです。「お金を払っている方が立場が上」なんてことは通用しません。
それなのに、「金を出している自分の方がエライ」と思っている人はたくさんいますよね。
そんな人は無人島にでもいって同じことを発言してみてほしいです。それか、震災など非常事態のときに、品切れのコンビニに対しても同じことを言うでしょうか?
お金があるから何かが手に入るというのは、逆側にその価値を提供している人がいることによって実現されているに過ぎないのです。
だから自分が買い手であるときでも、売り手への尊敬は忘れないようにしたいと僕はいつも考えています。
逆にあなたが売り手のときにも、必要以上にお客さんに甘くしないでほしいです。
僕が仕事をするなら、この辺をきちんと考えている人と一緒にやりたいです。せっかく集客がうまくいっているのに、適正な価格にできない社長が多いのです。
そういった方は逆に、集客コンサルとしての僕の価値も正しく把握してくれないことがあります(ちゃんと報酬をもらえないということです)。
価値があると思うなら、その価値を提供し続けてもらうためにもちゃんと金を払え。そんな風にも僕は考えますね。