3608ページのPDF

From:桜井啓太
前里町のデニーズより

国がギャグみたいなことやってます。

10月1日に消費増税があります。消費への影響を抑えたいがために、「キャッシュレス還元」をはじめますよね。

加盟店にて、キャッシュレス決済で支払うと最大で5%戻ってくるようです。

今まで108円だったものが110円になる。その5%が戻ってくるとすると-5.5円。実質104.5円になりますね。

まあそれはいいんですが、この記事がおもしろすぎて。読み手のことを考えないWebサイトとはこのことか…

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1909/02/news110.html

18万店が一覧で読める!わーい最高か!!

PDFが3608ページもあるぞ!なんてボリュームだ、うれしいな!

…なんてことがあるでしょうか?

もちろん、整備が追いついていないことは分かってますよ。でもこんなんじゃ読んでくれる人はいるわけないじゃないですか。

しかもPDFて…。PCならともかく、スマホだと文字が小さすぎて読めたものではありません。

もはやスマホ対応されていないという時点で、Webサイトとしては使い物になりません。1円でもお金をかけることはできない。そういうレベル。

しかし!

実はビジネスの現場でもこれに近いサイトって多いんですよ。

スマホが普及してしばらく経ちますが、今やスマホさえあれば暇つぶしに困らない時代になりました。

後から後から流れ出るニュース記事、動画、ゲーム…。20年前、いや10年前と比べても数十倍と言っていいほどの情報に僕たちはさらされています。

そんな情報の洪水の中、僕たちの脳はズバリ強烈に「飽きっぽく」なってしまっています。

なんかちょっとつまらなさそう?

じゃあそのサイト見るのをやめましょう。別に他に死ぬほど似たようなのあるし。

なんかちょっと読みづらそう?

秒で閉じましょう。頑張って読むほど忍耐強くない。そもそもそこまでする価値がこのサイトにあるのかわからないし。

こんな感じで、圧倒的に僕らは飽きっぽくなっています。

なのでサイト制作をするときには、ひたすら読み手視点が重要。

あなたのターゲットが、「朝早くダルさと眠さを感じながら、通勤中に週末何しようかボケーッと考えている」そんな中でも、「おっ」と目を引くような情報を提供しなくてはいけません。

…たぶん国のこのサイトは、うまくいかないんだろうなあ。