定額制の自販機、誕生

From:桜井啓太
横浜駅のルノアールより

自販機もサブスクです。

JR東日本だと「アキュア」って名前の自販機がありますよね。その自販機で「定額サービス」がはじまるそうです。

プランとしては、まず月額980円と2480円があります。

980円のだと、オリジナルのアキュアブランドのものしか飲めません。

一方2480円だと、他社飲料も含めた全商品が対象です。

仮に150円の飲み物を30日受け取れば4500円分。元をとるということなら十分可能なように思えますね。

1日自宅に引きこもっている日は使えないですが…

「でもそんなことしたら利益ないんじゃない?」

とあなたは思うかもしれません。

でもこれが、意外と大丈夫です。

まず、本当に毎日使う人はそんなにいません。実際はもっと利用も少ないはずです。それに、入会していることを忘れてお金だけ払い続けている人も出てくるはずです。

あと、販売金額で考えないほうがいいです。

原価はだいたい50円くらいと言われています。なので30本飲んでも原価は1500円。2480円なら、マックスで考えても粗利は出そうです。

まあ、いずれにしても多少利益が減るくらいは販売側は問題ないのです。なぜなら、「毎月安定して売上(粗利)が出る」というのが、ビジネスにおいて価値が高すぎるからです。

あなたのビジネスにおいて、30万円分の商品・サービスを思い描いてもらっていいでしょうか?

それを25万円にする代わりに、「この先10年必ず毎月買います」という人が出てきたら、どう感じますでしょうか?

「別に悪くないよな」「とりあえず1名そんな客がいてもいいか」

そう思ってもらえたかもしれません。

月額定額サービス=サブスクリプションというのは、このように売り手にとって大きなメリットのある仕組みと言えます。

今月売上がたったとしても、来月は何の保証もない。

そういう不安をなくしたい人にとっては、ぜひやるべきと言えるでしょう。

あなたのビジネスでサブスクができそうにないのか、考えてみてくださいね。