From:桜井啓太
毎年1発は大きな台風が来ます。
今年は昨日でしたね。
いつもは8時過ぎに家を出ますが、昨日は電車が動いていないので9時過ぎまで遅らせました。
まあ1時間遅れくらいだから、11時には会社に着く…。
この考えがいかに甘いか、思い知らされました。
結果、会社に着いたのは13時。通勤に3時間半くらいかかってしまいました。
通常時なら、新横浜から新幹線に乗れば岡山くらいまで行ける距離でしょうか…
駅へ行ったら死ぬほど人が並んでいる。電車は10分に1回来るけれど、到着前にすでに満員。並んでいる人はたくさんいるのに、乗れるのは1つのドアから数人だけ。
さらに悪いことに、日が当たる側のホームだったんです。おかげで腕だけこんがり焼けました。
こんな調子で、電車に乗るまでに2時間くらい。
こういう状況だと、みんなイライラしています。
ぐいぐい押されて暴れる寸前の女性がいたり、
吐きそうな顔でカバンを抱えている会社員がいたり、
ホームのベンチで介抱されている人もいました。
「まあ台風だし仕方ないじゃん」とか
「こっちだってイライラしているんだよ!」とか、
状況に文句を言うこともできるわけです。
でもマーケティングをやっている僕は、もう少し変態的な考え方をしていました。
というのは、周りにいる人たち一人ひとりが、それぞれどういうイライラを抱えているのかを考えるゲーム?です。
もちろん答え合わせはできません。「ねえ、なんでイライラしているの?www」と聞かなくてはいけないからです。
でも日頃から、他の人の感情に思いを巡らすクセをつけておく。そうすると、ビジネスの現場で役に立つんです。
目の前のお客さんが、どういうフラストレーションを持って生きているのかが分かることは、セールスの成功に直結するからです。
この積み重ねが、マーケターとして、そして単純に人間として僕の奥深さみたいなものにつながっていくと信じています。
次、なにか事件が起こったらチャンスですね!