From:桜井啓太
桜新町のドトールより
TBSで「やらせ」が発覚しました。
クレイジージャーニーという番組です。海外ロケにて、珍しい生き物をさも「今見つけた」かのように演出したということです。
出演者も、このやらせを知らなかったようです。
調査が完了するまで、この番組の放映はないみたいですね。
このように、事実をねじ曲げて番組をつくってしまうと、一気に視聴者の反感をかってしまいます。次から何を放送しても、信じてもらえないでしょうね。
これが例えば漫才なら、話している内容が多少盛られていても誰も怒らないでしょう。すべらない話とか、全部が全部本当かどうかは微妙なところだと思いますよ。
でもドキュメンタリーとか、こういう海外ロケものでやらせがあったとすると興ざめしてしまいますよね。
こんな感じで、情報はいくらで手に入る今、「情報の質」が重視され始めています。事実通りというのはもちろん、その情報にどれだけ価値があるか、という視聴者の評価はかなり厳しくなっています。
Google検索で上位表示をさせることをSEO(エスイーオー)と言いますが、そこでも情報の価値はとても大切です。
ちょっと昔は、リンクをどれだけ貼ったかとか、文字をどれだけ詰め込んだかというような表面的な対策でなんとかなりました。
でも今は検索エンジンも賢くなっていて、それじゃダメ。読み手が本当に価値があると思っているかどうかが厳しく判定されています。
「でも、そんなに毎回細かい調査なんてやってられないよ」
記事を書こうと思っているあなたは、きっとそう思うでしょう。
僕からの提案は、「勝負する場所を変えましょう」ということです。ブログで情報の正確性とか速報性を出そうとしても、プロのメディアや記者には勝てません。
勝てるとしたら、「人間性」です。
データやリサーチで勝負するのではなく、あなた個人の人間性で魅力を出せばいいのです。
難しいことはないですよ。誰しも起伏に富んだ人生を過ごしてきています。あとはそれらを面白く表現するだけです。それも、ちょっとしたコツだけでいけます。
報道番組を目指すのではなく、バラエティを目指す。そういう感覚でブログを書けば、書くことに困ることはなくなるのではないでしょうか。