ブス尻

From:桜井啓太

ブス尻、って知ってます?

流行っているかどうかは知りませんが、先日Web上の記事で見たんです。

何を意味しているかは単純で、「たるんだお尻」だそうです。

対義語?に桃尻ってありますよね。あっちは魅力的なお尻ってことになります。

今回、逆の魅力的ではないお尻のことを呼ぶ言葉として、ブス尻と名付けたのでしょう。

繰り返しますが、ブス尻が流行っているかどうかは分かりません。でも僕は、こんな感じで名前をつけるというのは良い方法だと思いました。

人は、欲求とか問題とかを認識しているようで認識していません。頭の中で、ふわっと、ぼやっとは考えているのでしょうが、それを明確にとらえることはできていないことが多いです。

問題や欲求をよくわかっていないということは、それを解決するための商品サービスを提供しても、買おうと思ってくれないということになります。

だからマーケティングでは、お客さんの問題や欲求を認識させてあげる、ということがとても重要なんです。それによって、売りたいものが売れるからです。

だから、やり方の一つとして名前をつける、つまり言葉を与えるというのは良いことだと思いますよ。

「言霊」とはよく言ったもので、言葉には物事を明確にする力があります。

「なんかよく分からんがあんまり魅力的じゃなさそうなお尻」

に対して、

「ブス尻」

と名付けることで、どんな人でもカンタンに一言で理解できるようになるわけです。

他にも、スポーツ選手に異名がつけられることがありますよね。「◯◯のイチロー」とか、「◯◯のダルビッシュ」とか、昔よく言われていました。

言いすぎじゃないか、みたいなことは多々あります。でも、異名で呼ばれることで、「ああこの選手は、ヒットをやたら打つんだな」ということが一瞬で理解されてしまいます。

人に説明をするとき、思い切って名前をつけちゃいましょう。「説明うまいですね」とか、言われるようになりますよ。