From:桜井啓太
僕が昔から彼女にフラれる理由に。
「論理的すぎる」
というのがあるらしいのです。
彼女が言う愚痴とか雑談に、どうしても「明確な答え」を出してしまうようです。
大学時代、英語ディベートをやっていた影響でしょうか。論理的な不明点や弱点があると、ついつい指摘してしまいます。
それが彼女の怒りをかってしまうようで、
「そういうことじゃない」
「うるさい」
「もう話したくない」
と言われる始末です。
でも、きちんと事実を分析し、議論を重ねるのって、本当は大切なはずですよね。
問題がそこにあるって分かっているのなら、ちゃんと解決策を考えたほうがいいに決まっています。
そういう意味で、僕の方も「良かれ」と思って話をしているわけです。
…でもこれ、実は間違ったやり方なんですよね。僕自身もちゃんと分かっていますよ(笑)
このことを改めて学びなおしたきっかけがこちら。
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ちゃんとした事実がある。それを分かっているのに、間違った行動をとってしまう。
他人を見ていると、僕たちもそう思うことがたくさんあります。それは無理もありません。なぜなら、事実は人の意見を変えられないからです。
この矛盾する人間の特性を、脳科学で解き明かしたのがこの本です。
一言でいうと、論理の真逆の存在があるから、ということになります。それが感情です。
感情って、なんであるんでしょう。これは僕が大学時代、心理学科に通っていた頃からの大きな疑問です。
まず、感情は他の動物にはありません。それから、「感情的」という言葉がネガティブな意味を持っているように、感情によって判断を間違えることが多いです。
この本では、数々の実験を通じて分かったことが具体例とともにわかりやすくまとめられています。
それぞれ、僕たちが日常生活で「人の意見を変えてやろう」と思ったときに使えるテクニックを教えてくれます。
しかし、くれぐれも注意してください。
あなたが悪意を持って他人にこのテクニックを使うと、それこそ詐欺師とか洗脳と呼ばれてしまいます。
正しいことに使う、と約束してくれるのなら、ぜひこの本を読んでみてほしいです。ビジネスだろうが、恋愛だろうが、こうしたテクニックは様々なところで使うことができるのです。
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PS
明日はこの本から、おもしろい実験を1つ紹介します。一緒に考えてみましょう。